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「トメライ」による楽描楽音等の創作記録。個人的な考察や作品の感想とかも書くよ。
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「幻原」http://niphlex.blogspot.jp/2013/08/nzr-006.html?spref=tw
たく煮さんとの邂逅により実現したアルバム。
たく煮さんとは2008年にピクシブで知り合って交流していたのですが、その後、暫く行方がわからなくなった(自分もアカウント変えたし)。そして最近サウンドクラウド上で再開したのでした。
それから、是非とのお声を掛けてくれて、アルバムリリースと相成ったのです。

マンツーマンのやりとりで快く対応してくれて、こんなにも充実した内容になった。
たく煮さんの協力がなかったら、アルバムリリース自体が実現しえなかったんじゃないかと思われます。
おかげで「いやぁ、アルバムって本当にいいもんですね~(水野晴郎風)」っていうのが実感できました。
ワクワクしながら作れたし。
煮印不良品レコーディングスことniphlexに本当に感謝です。

アルバムのトラック全曲が旧スタンスで作られた曲であって、つまり完全0からの書き下ろしっていうのは無いんですよね。でもそのかわり、既存曲の全部は"現在のスタンスで何かしらの加筆修正"を施しました。旧作を新スタンスでのレタッチ。そんなコンセプトがあったりするアルバム。
現在のスタンスとは、とにかく、音振り左右目一杯使って、”間”もあえて埋めて、広がりを持たせるゴージャス使用。
でもこれは最善のミックスの方法というより、今の好みの方法と言った方が正しいかな。

あと、ほとんどのフォロワーのボカロPや絵師は聴いてくれないと思ってるの前提で作りました。
ほんの数人の仲の良い方達に聴いてくれればそれでいい、むしろ聴いてくれた方が仲の良い人。好きです。その人の為にっていう気持ち。人を選ぶような表現だけど、まあそういうものだと思います。一見後ろ向きかと思うけど、これ超前向きね、創作として。
自分の謎のコダワリ精神が働いたのもそんな心境あってなのかな。

構成としてはストーリーみたいなのが自分の中にあって、
ハイテンション遭遇からTEKE・TEKEは”惑星52編”
North ocean road~試される大地~から暗暗洞窟-ungrocave-は”ファンタジック5部作”
日隠れヶ丘から河童までが”ユフラギ町編”
まあこれは今考えた。けど半分本当。まあ軽く読み流してください。

以下は各曲の解説。

※トラックタイトルをクリックしたら原曲に直リンします。
リメイク前の音源や動画はあえて載せません。面倒くさいし。

01:ハイテンション遭遇
ゲンバラバージョンは、より宇宙人遭遇系SF映画っぽいオケを足しました。
遭遇と見せかけて侵略かもしれないよ?w
先頭曲にふさわしいと思ってます。

02:ジオキサジンバイオレット
Dioxazine Violet。絵の具などの顔料、化学塗料。僕の好きな色、スペルなのでこのサイト名にも使ってる。
曲は一年と半年以上前の曲。多分、どこにも発表してない。
しばらくインストの中では最高傑作だった。というのも、一気に勢いだけで作れて、かつ、この一曲でやっと自分らしさが見い出せた気がしたから。コーンウォール派ブレイクビーツをやりたかったんだけど出来なかった。ただ、勢いに任せたような躍動感は伝わるのではないかと思われます。
ゲンバラバージョンは、大幅にミックスした。譜面は整えただけでほとんど変えてません。
ラストを飾ろうとしたけど、それはボートラになんちゃってvaporweve曲”天文学 Sunのディスク”を入れる予定時での話。結局、天文学〜は入れなかったから、ラストは見送った。これで終ったらいかにもバッドエンドって感じじゃん?w

03:NA-OH-ZA-RI
初ボカロ曲。それでいてバランス良くて長らくボカロ曲の最高傑作の座に付いていた曲。
ゲンバラバージョンは”イマ”そのもの。でも時を隔てた初回バージョンとのミックスの違いは聴き比べても実感できるかと思います。あ、地味にロジックでケロケロボイスにしてみたよ。

04:Sloth-ナマケモノ-
vantlaさんをはじめ、チルウェイヴに最もハマってた時期にそんなイージーリスニングな曲を一つ気軽に作ってみたもの。
ゲンバラ以前のバージョンの、”間”を持たせていた特有のグルーヴ感は、オケを足した事により、少し損なわれた気はしてますが、こっちの方が自分らしいかな。

05:nature
な ぜ い れ た し 。
まあ、笑っていただければ是幸い。僕は好きです。
声はmacのkyokoさんです。多分siriも彼女かと。(siri恥ずかしくて一回も使った事ない)
アツレ。

06:TEKE・TEKE
ゲンバラバージョンでは鏡音レンではなくリンを起用(&ケロケロボイス化)。
前verは最後のフェードアウトしてる二周目の部分がリンが歌ってるのですよ(ボーナス動画はそっちver)。で、これは其処がレンになってる。
つまり入れ替わってる。ローテする使用。
超今更情報だけど、動画の「今夜はごちそう」の部分でドクゼズがマグロを担いでいるが、このマグロを食べる訳ではないよ。

07:North ocean road~試される大地~
かなーり前の放置曲をサルベして続きを足したもの。スーファミあたりのRPGのフィールド画面的な。
幻原ってタイトルを付けるとしたらコレかなって思ったけど、そうなるとこの曲がこのアルバムのメインになってしまう。
その割には軽いと思ったのでNorth ocean roadつまり”北海道”と。
ちなみにサブタイトルの~試される大地~とは北海道のキャッチコピーなんですが、どこが試されるのかよくわからない。
ていうか、マイナスイメージじゃね?それ?w まあ冬は試されますね。冬の事を言ってるのでしょう。でも中二臭くて好き。

08クウレイ難聴
これはダブステップではない。ダブステップエレクトロニカだ!(そんなエレクトロニカを入れとけばだいたいおkみたいな)
そもそも真っ当なダブステを作る気など元々無かった。ソフト的にも技術的にも。
トーキングベース使ってない、ていうかできてないし。
ただ、(当時は)ダブステップというジャンルに括れるものを作りたかったから、そう聴こえるようにはしたのだ。
なんという口実。自問自答の自己満足ですね。

ゲンバラバージョンは、とにかく広がりを持たせた。前バージョンが無さ過ぎた…
イントロって作るの苦手なんだけど、これは25秒間のとても格好良いイントロを実現した。メロ部分が特殊な6小節という奇跡の構成をしていて、後に紹介する「シンセヰ難聴」のリミックスバージョンというのを抜きにしたら確実に最高傑作。

09:Grim Castle -Innermost-
グリム城。ブリーチのグリムジョー・ジャガージャックとは何の関係もない。
いつファントムや四天王にエンカウントしてもおかしくないような曲。でも-Innermost-(最下層)だからボスかな。
前verは、暗闇と深閑、な感じでこれはこれで良かったけど、
ゲンバラバージョンは残響音みたいなオケを足して、よりお城っぽい臨場感は出たと思います。

10:人外オンリーイベント
先にドンドコした動画が作りたいなと思って、それ用に作った曲。
歌詞も少しあった。でも結局放置しすぎてインストェ…
でもこれはこれで好きです。
0.5拍足りないとかのトラップだらけの割とクレイジー曲。

11:暗暗洞窟-ungrocave-
順に文を追ってきたあなたならそろそろ気付く頃かもしれない。そう、「サブタイトル多いな」って事に。
ともかく暗暗洞窟には得体の知れぬ何かが眠っている。ソレを絶対に起こしてはならないのだ。
ザ・ゴア曲ですね。ゴアは四ッ打ちでもないけど。ゴアは得意分野です。なぜならサイコで斬新な音色にするとゴアになるからだ。不可抗力に近い。アルバムの最深部であろう。

12:日隠れヶ丘
洞窟を抜けたら丘っていうのをやりたかった。
偶然か、リズムパターンが暗暗洞窟と何やら似ている。
この高低差にホッとしてくれたなら計画通り。
歌詞が地味に病んでるけど、この曲はネコカフェなので大丈夫。
しかし鈴の音は犬用のオモチャだ。まあ猫飼ってたら猫用になるんだろうけど。
動画、歌詞、メロ共にバランス取れていて実は現時点で最高傑作。
ただ、少し変化に乏しい点が不満だった。ゲンverはそれを補ってより良くなった。

13:明日咲キ草
元曲は全音チップチューンなので、アルバム中これが一番変わったと思われる。
しかし急いでいたため、やや不満が残る。
「日隠れヶ丘」は「明日咲草」の対なる曲っていう設定でタイトルを似せたんだけど、
結果的にはその逆、つまり明日咲草の方で文字数あわせるような形になってしまった。
でも本当は、これをアルバムに入れるとしたら、全音チップチューンのオケの音色を変えよう、そしてその暁に「明日咲草」に”キ”を足して「明日咲キ草」にしようという妄想計画が働いていた為だ。
その割に、ギリギリまで収録見送ってたのだから、最後の最後まで全てが優柔不断ソングだ。

14:ゲーゾクケードレイダ
「とおりゃんせ」「かもめかもめ」が同時に鳴るその意図とは…?
ケードロとは市街地など大規模かくれんぼみたいなもの。
ケイドレーダーはそれ用のおもちゃです。
「下町ケイドレイダー」という過去曲を一新、ハイスピード化したもの。
曲中クロスフェードが印象的。
あわよくばボカロ化するつもりだったんだけど、過去曲すぎて新しく作った方が早いと思って諦めた。
しかし、歌詞の構想はアンサーソングかなんかで何時か活かしたい。
ちなみにグエグエ鳴ってる音はシンセガエル、シャワシャワ鳴ってるのはシンセゼミだ。

15:河童~kappa~
オケとバックコーラスとメインメロの折り合いが美しいと自負できる一曲。
ゲンバラバージョンの特徴として、
アルトサックス音源と足したんだけど、打ち込みよろしくなんとノンブレス。
これは河童が吹いてるんだね?という事にしといてください。河童は肺活量が半端ないのだ。
というかお皿から酸素を取り込めるタイプの河童なんですよきっと。

16:シンセヰ難聴
急遽収録する際、たく煮さんのアドバイスでラストを飾る事になった。
僕も河童で終られるのは、ちょっと…でも他に無いしなあ、って感じだったので、良いアドバイスでした。
なんとアホな事に編集データを削除しちゃったらしく、aiff音源をそのままゲンバラバージョンの編集データとして使ったのであった。
でもなんとかなったから良かった。
実はニコニコの結果からも、投稿後自信無くした曲だったんだけど、大衆の数値結果に左右される事のいかに滑稽か。なかなかどうして良い曲じゃないか。
しかし最後の波形伸び縮みは遊びすぎたかも…

ボートラ:躊躇コーポレーション(demo)
たく煮さんの薦めというか願いのパワーによってボートラという扱いで収録(なんだそりゃ)
いやいや、自分もボートラっていうの入れたかったのでベストチョイスだと思います。
完全版はまだ先かと思うけど、結構歌詞とか含め壮大になりそうなので、まあそこんとこしっかりやってくれよ?自分。

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