youtubeにもあります
【歌詞】
僕の居場所さんは
何処に居る
出ておいで　
一方、僕は
どこに在るの
出ておいで
家出も長くは続かない
そう遠くへは行けないはず

日隠れヶ丘
廃空き地にもにも
猫はいる
やっぱり噂は
本当だったんだ
猫はいる
猫がいた

ボロボロのコンバース
捨てようか、まだ履けそう
一方、僕は
顔と名前
覚えられない
名無しののっぺらぼうじゃなし
遅くなる前に帰る

日隠れヶ丘
錆式空洞には
猫はいる
やっぱり噂は
本当だったんだ
猫はいる
猫がいた

猫はいる、猫はいる、僕は居ないけど、猫はいる
猫はいる、猫はいる、只少なくと、猫はいる
猫はいる、猫はいる、時が停まっても、猫はいる
猫はいる、猫はいる、右斜め後ろ、猫がいる

メイキングは続きから

【曲】
歌詞は今までで一番好き。一番のデキ。
いろんな単語が暗喩に対応していて
メッセージ性も強く出せた。
「廃(すたれ)空き地」という言葉、場所は２番の同じ箇所で使われている「錆式空洞」と、より対句にさせる為には４文字漢字の「廃空基地」にすればよかった。けど、それだと「基地」になってしまう。
基地もいいけど、今回は「空き地」の方がよかった。其処は「廃れている空き地」なのだ。
日隠れヶ丘その他架空地名はまた別の形で登場するやも？
もしアルバムにしたら「明日咲き草」と対の位置になるであろうな…。
そんな妄想ありきなタイトル。好き。

サウクラに投稿してある「配慮」っていうカンタンな曲の書直し曲。
「僕はいないけど猫はいる」っていうフレーズを思いついて
（っていうか、ツイッタでそうつぶやいて）
これ（だけ）使おうって事を皮切りにトントン拍子で発展していった曲。
当初は変拍子ありきなテカテカしたテクノな曲になる予定だった。
結局転調もしないし、大サビもおとなしい。規則正しい４拍子。そういう曲。
一方、音圧が低くて、上げても音割れする、そんな最終調整マスタリングには地味に苦労した。
結局音圧は低いです。低くてもいい、そういう曲なんだと思う。D™の本は買わずに済んだ。
買った方が、ていうか勉強した方がいいんだろうなー。
ネコシンセを作りまくった。微妙かも。てかやりすぎたかも。
今回もどれもこれも扱い難しい音色にしすぎた。
特にベースに「デジタルステッパー」(略して”デジステ”というのかはわからない)
というシンセをチョイス。16分音符刻みで任意の音色に変わる特徴がある。
本来ベース用にはあまり向かないし、調整が難しい音源だったので苦労した。
夕暮れ系メロデ〜。どうやら好きみたい、夕暮れっぽいのは。
そもそも夕暮れが大好き。

【動画】
絵コンテは描いたけど、動画の存在意義は相変わらず儚いものだ。静止画で行くことにした。
…のつもりだったけど、今度は１枚絵では逆に保たない。
それなら、(この曲に関しては特に、)画も無い方がいいなと思って、
そしたらニコニコに投稿する意味ないじゃん？ってなって、だからやっぱり動画に。
(まあ、もとよりないんだけどね)
なぜか気楽にできたので、サラサラっと作れてよかった。
だいたい絵コンテ通りです。アニメーション、地味にがんばった。上手く行った。
テンポに合わせるの、なかなか計算と合わなくてムカついたけど。

キャラは登米吉(とめきち)の兄という設定。そう、主演は元々登米吉だった。
色々考えての(ニコニコの画面だと緑の宇宙人にしか見えない、とか作風にちょっと合わないかな、とか)、キャラ変更。
登米吉悪い。主演は別の機会に。次あたりに。
にしても、この金魚、かなりいい感じのキャラになりそうなので名前を与えねば。vaporwaveの擬人の一人。
→(登米吉ver)