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「トメライ」による楽描楽音等の創作記録。個人的な考察や作品の感想とかも書くよ。
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ネタバレではないけどちょっと長いので
「続きから」



自身にとって初の黒澤映画である。
黒澤映画って難しい、ていうか日本映画によくある間とか長くて空気読む系なのかなって思ってたんだけど、
すごくわかりやすかった。
逆にわかりやすすぎて
漫画を見てるような感覚になった。
これは映画を観ていて初めての感覚だ。
セリフが常にそんな言い回し。
それでいてごく自然。
数々の名言、本当に戦を体験したかのような。
今より資料も鮮麗されていない時代に。
キャラが立ってる、個性的。そんなキャラのそれぞれに見せ場を与えてる。
タイミング。まあそれらは映画として普通のことかもしれない。でも自分にはそれらが”漫画的”に映った。鮮麗されてた。
どっからアドリブでどっから脚本だ。
なんでこんな演技うまいの。
昔の映画、あんま観てないけど、シェーンとかもそうだった。
役者に鬼気迫るものがある。
自分も戦に参加しているような錯覚…というのは言い過ぎだが
少なくともカメラは参加している。
変な言い回しだがこれはとても大切なことだ。
気迫が画面を通してピリピリ伝わってくる!
作られた臨場感ではなく、生の臨場感。極めてアナログチックの。
いや、映画の臨場感てのは作るもの。これは作られた、計算されて生まれたものなのだろう。黒澤明はそういう監督だって聞いた。
戦の詳細をここまでえがいた作品はこれまであっただろうか。
意味のある200分超えだったのだ。
血は出ないけど生生しいし、
飽きやすい自分でもずっと目を凝らしていられた。
もし同じシナリオを他の今の監督にさせたらどうだろうか。
退屈してたかもしれない。まあ比べたらいけないな。
昔だからできたってとこも多いにあったし。
もっと早く出会ってればよかった。
とにかくすごかったです!

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