秋が嫌い。切ないから。というか切なすぎるから。去去年を切ないと想っていた去年を切なく想うから。去去年は何を切なく想っていたっけ。というか去去年は何してたっけ。とりあえず鉄塔の下で神聖かまってちゃんを聴いていた去年。今年も同じ事をしている。多分何も変わってない。好きなミュージシャンもあまり増えてない。何か切ない。原因はあるのか。あるだろうな。無くてもそれが原因になるから。なんなんだ。昔はそんな秋が好きだった…いや、やっぱ嫌いだった。それは、切ない、と散々言っておいてなんだが、切ないというよりというより居たたまれないから。どうやって晴らすべきかわからないから。でもそれがなんだか心地良い。そんな空をしている。寒いような暖かいような。死にたいような生きたいような。まだ生きている。それが嬉しいのか悔しいのか。例え悔しくてもなんとかして嬉しく感じされる何かがある。春とは逆で、だんだん寒くなってゆくのがいけないのか。感傷の秋、鑑賞の秋とはよく言ったものだ。秋は何かある。好きすぎて嫌いだ。